側弯症治療
運動療法 と 装具治療
側弯症の保存療法
当院では、側弯症の患者さんへ、体に負担の少ない「手術をしない治療法」 を
お届けしています。
主な治療法は、2つあります。
1.側弯症のための運動プログラム「シュロスベストプラクティス®」
2.矯正効果と、思春期の子供たちのことを一番に考えたコルセット装具
「ゲンシンゲンブレース(GBW)」です。
この装具は、数年前まではドイツに行かなければ作れませんでしたが、
現在は日本にいながらオーダーできるようになりました。
とても小さくて軽く、着け心地が良いのも特徴です。実際の装具をご覧になれば、
その違いにきっと驚かれるはずです。
「手術の前にできること」を、私たちと一緒に見つけてみませんか?
シュロス法の歴史
3世代にわたる側弯症治療の歩み
創始者
カタリナ・シュロス(1921年〜)
自らも重度の側弯症(70°以上)を患っていたカタリナは、1921年にドイツのマイセンで独自の運動療法を始めました。
- 治療の原理: 潰れたボールを空気で膨らませるように、「呼吸法」と「左右非対称の運動」を組み合わせ、体幹の変形を矯正する方法を考案。
- 功績: 多くの重症患者を救い、ドイツ国内で数々の賞と栄誉を受けました(1985年、91歳で逝去)。
2代目
クリスタ・シュロス ~発展と世界展開~ (1940年代〜)
カタリナの娘であり理学療法士のクリスタは、母親の遺志を継ぎ、50年以上にわたって治療法の発展と普及に生涯を捧げました。
- 功績: 著書『側弯症の3次元的治療(Three Dimensional Treatment for Scoliosis)』が多言語に翻訳され、世界中のセラピストに影響を与えました。
- 拠点の設立: ドイツのバート・ゾーベルンハイムに高名な治療専門病院「カタリナ・シュロス・クリニック(現:アスクレピオス・カタリナ・シュロス・クリニック)」を建て、息子のワイス博士とともに長く院長を務めました(2015年3月逝去)。
3代目
ハンス・ルドルフ・ワイス博士
~現代化と世界標準化 ~(現代)
クリスタの息子であるワイス博士(3世代目)は、伝統的な手法を現代のテクノロジーと融合させ、治療をさらに進化させています。
- 運動療法の進化: オリジナルの方法を、より簡便で効果的な「シュロスベストプラクティス®」へと現代化。
- 装具療法の革新: シュロス法の理論に基づいた「ゲンシンゲン装具」を開発。CAD/CAM(コンピューター支援設計・製造)を導入したことで、世界中どこでも高水準な装具が作れる仕組みを構築しました。
- 現在の活動: ドイツのゲンシンゲンで診療を続ける傍ら、アカデミーを主宰し、正しい治療法を世界中に広める活動を行っています。
左右非対称な形で、カーブと捻じれを改善します
痛みが出ないように、また成長に合わせて装具は調整可能です
ゲンシンゲン装具はとてもコンパクト。どんな洋服も着ることができます
姿勢指導・運動療法だけでも効果があります
姿勢・運動だけでも効果あり
シュロスベストプラクティスは側弯症を改善することに特化した運動療法です。
勉強中や食事中の姿勢、歩き方の指導から始まり、毎日15分でできる5種類のエクササイズを3回の指導でマスターできます。
少ない角度でも数ヶ月でかなり進行してしまうケースもあります。側弯症と診断を受けた場合はお早めにご相談ください。
ゲンシンゲン装具とは?
世界で最も効果的な装具です。
日本では東京都千代田区麹町のシュロスベストプラクティスジャパンと、愛知県の施設のみ作製可能です。写真のように左右非対称な形でカーブと捻じれを矯正します。
装具の特徴は?
ゲンシンゲン装具は軽量でコンパクトに設計されています。骨盤を片方から押さえ、片方の肩や脇で支えています。日常生活のほとんどの動きが可能です。
また、体育やスポーツ、習い事など、運動するときは装具を外せます。どんなスポーツでもほぼ制限なく行えます!
体にフィットさせて調整するため、おしゃれな洋服も着ることができます。
調整可能です
身体の成長や、カーブの改善に合わせて、装具を調整できるのがゲンシンゲン装具の特徴の一つです。作って終わりではありません。3、4ヵ月に1度の診察の際には、装具の状態を確認し、その時の状態に合わせて調整をおこないます。ほとんどの方は1回装具を作ったら、その装具を調整して使い続けていくことができます。
シュロスベストプラクティスジャパン
102-0083␣東京都千代田区麹町4-8-27
03-6268-9453
https://schroth-japan.com/
当院ではシュロスベストプラクティスジャパンで運動療法と
装具作製をおこなっているスタッフが常駐しています。